世界に通じる「和」【SEIKO】セイコー SBGR305

2017年バーゼルモデルで最も強い印象だったのがグランドセイコーの限定モデル、SBGR305。
SBGR305.jpg


「セイコースタイル」として認知されているグランドセイコーのデザインが、なんというか極まってる感がすごいです。
チタンモデルで9S68搭載の限定モデル。
世界展開されるんですけど、濃厚に「和の香り」が漂うっつーか。
「これを作ったのは日本人」って言うのがめちゃくちゃ納得できるというか。。

ロレックスとはまた違う方向性に結実した完璧主義の一つの形。
成程、世界から注目されるのもうなずけるレベルではあります。
posted by 綺羅 | Comment(0) | 激渋メーカーSEIKO

意外な取引【TUDOR】チュードル ブラックベイ ブラック クロノグラフ

2017年バーゼル情報を一通り見て「おっ」っと思った一つがこのモデル。
チュードルのクロノグラフなんですがね。
heritage-blackbay.png

いつになくガッシリした印象のチュードルのクロノグラフ。
ちょっとエキセントリックな外観が多いチュードルクロノにしてはステディな感じがするよなあ、と思っていたら。。
なんとムーブメントはブライトリングのB01ベースでした。(=Calibre MT5813)

何気に意表をつく取引。
ちょっと両社にとって分岐点的なモデルになるのかもしれません。

最適化するです【TAG HEUER】カレラ キャリバーホイヤー01 クロノグラフ

タグホイヤーが自社ムーブメント1887を改良したムーブメントホイヤー01をカレラに搭載して45ミリ系の前面スケルトンクロノグラフを発売したのが去年のバーゼル。
今年はほんの少しだけ径を小さくした43ミリモデルが出ることがプレバーゼルの現在発表済みです。
2017 TAG Heuer Carrera Heuer 01 43 MM.jpg

確かにこの2ミリの差は大きい。。フラットな文字盤デザインは43ミリもすでにあったんですがね。
前面スケルトンの押し出しの強い面構え+43ミリって支持を大きくする可能性が大きいのではないか?と。

最も消費者の「これなら!」感を押す可能性を模索中。
うん、45ミリスケルトン文字盤はウブロの影響が大きすぎるのかも。。

その点このモデルの小径化は、タグホイヤーのDNAとマッチングしやすいという判断ではないか、と。
大きいのが好きっ!って人もいるんだろうけど。

このあたり、実に芸の細かい最適化だなあ、と思うわけですよ。

posted by 綺羅 | Comment(0) | 「不死鳥」TAG HEUER

ROLEX セレブレイティングシネマ・キャンペーン

つい先ごろから始まったロレックスの新しいキャンペーンは懐かしの映画特集。
こないだはジェームズ・キャメロン監督を引っ張り出してストーリーについて語っていたように今年は映画とのかかわりを推していく模様。アカデミー賞の時期でもありますし。



いやあ出るわ出るわ。。
ピーター・セラーズからはじまってポール・ニューマン、フェイ・ダナウェイ(!)、ハリソン・フォード、デニス・ホッパー(!)、ニック・ノルティと一緒に全盛期のジャクリーン・ビセットとか。んで〆はチャールズ・ブロンソン、と。
昔の映画の方が印象は強烈に残ってますね。この頃って娯楽の選択肢も少なかったし、価値の多様化以前の世界でしたから。さすがにモノクロで映ってるマーロン・ブランドの頃は筆者は生まれてませんが。

ある意味、選択肢の多すぎる現在ってエンターテイメントを享受するには不幸な時代です。
SNSとか発達しすぎで。

ま、こういう幸せな時代の中心にロレックスはポジショニングしたって後々に大きなレバレッジになってたんですね。
posted by 綺羅 | Comment(0) | 【ROLEX】総合

これでなければ、という動機【ZENITH】ゼニス クロノメトロ

今どきのプロダクトってどうしても
「これを求めていた!」っていうインパクトが必要。
その点、人気モデルの復刻ってよっぽどオリジナルにこだわる人以外は、人気になった要素を踏襲しているのでメーカーとしては手堅い施策の一つ。

去年発売になったゼニスの限定ミリタリーウォッチ=クロノメトロTIPO CP2。
全世界1000本のみですが1960年代のイタリア空軍への納入品がオリジナル。
zenith cp2.jpg
クラッシックな2カウンタークロノグラフ。
ゼニスのミリタリーってコブラ針が多いですけど、好き嫌いの出やすいディティールでもあり、なんとなく手を出しづらい領域でしたがこれはスッキリしてますね。

オリジナルにはなかったエル・プリメロ搭載の今日的な内容。
入手の難しいモデルですが好きな人にはズバっとハマりやすいスタイルですね。

ゼニス クロノグラフの検索結果↓

posted by 綺羅 | Comment(0) | 輝ける天頂ゼニス

コンセプト=差別化【OMEGA】オメガ スピードマスターオートマティック マスタークロノメーター

オメガの数多い特徴の中で最も他を圧倒するのが耐磁性。
しかし、磁気帯びに強いということが必ずしもプロダクトの魅力を直接訴求しない、という判断からか新たに生み出されたコンセプトがマスタークロノメーター。
COSCムーブメントをさらに振るいにかけて権威づけを図るんですけど、ここに15000ガウスの耐磁性いうのを盛り込んでいます。

オメガでしか合格しえない基準、ともいえるわけですがMETASという機関を設けることで公の基準としての認知を広げたい、というのが本音でしょう。

時期バーゼルでリメイクされるスピードマスター オートマティックはマスタークロノメーター認定の高級機。レーシーな外観のタキメーターベゼル。
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特筆すべきなのは、プロダクトの特徴をそのまま宣伝するのではなく、マスタークロノメーターというコンセプトをまずつくって、そこを強調しているところ。
消費者にこの優位性が納得されれば、オメガ以外の選択肢がないというところがミソ。

こういうのをなんて言うんだっけ?
ああ、そうそう!「マーケティング」だ。。

2016年機械式ブログ大賞は

やっぱりねえ、流行の牽引役ってすごいと思うんですよ。
インパクトがあって、欲しいと思わせるコンセプトがあって、完成度が高い。

そういう意味ではパネライのP.4000シリーズが素晴らしい。
今までとは大幅にコンセプトを変えているにも関わらず、どことなくしれっとしてます。
あたかも、この進化は必然と言わんばかり。

ラジオミールもありますが、やっぱりルミノールのリューズガードがパネライらしさに輪をかけてるので
必然的にPAM00674。
今のところマイクロローター搭載の唯一のルミノール。
pam00674.png

いやあ、コレつくるのに色んな議論とか外野の論評とかあったんだろうなあ。。と想像してしまう。
完全新開発ですしね。
でもよくよく見ないと今までのパネライとどう違うのか、がさっぱりわからない。
いや、その明らかなんだけどわかる人が少ないっていうのがツボ。
実にうまくやったなあ。。と感心してしまうのデス。

狙ってないけど右脳直撃【SEIKO】セイコー プレザージュ SARW027

昭和の時代にブイブイ走ってたNISSAN・フェアレディZにとんでもない高値が付きKAWASAKI・Zとかはもう幻となっている現在、必ずしも新しさを感じるモノが市場にウケるわけではないことはもはや暗黙の了解。

いやむしろ、逆に古臭さを感じるモノの方が魅力的に映るのかも。
そういうトコロを別に狙わずとも、そうなってしまうシリーズがセイコーのプレザージュの特徴です。
初の自動巻き時計が1956年発売にちなんで、1956本限定なのがコチラのSARW027。
Sarw027.jpg

「ド」が付くほどのアナログっぷり。
プレザージュはそこに特化したような印象があります。

なんか、Youtube界隈では世界展開に呼応してか、海外でレビュー動画も上がり始めてて結構好評なのをうかがわせるこのシリーズ。
分析できないところでプロダクト化されているのが面白いと思うのデス。

posted by 綺羅 | Comment(0) | 激渋メーカーSEIKO

新コンセプトはデカ軽【BREITLING】ブライトリング アベンジャー ハリケーン

繊細さを持ち合わせつつも、やたらとイカツイ時計をつくるのがブライトリングが発する魅力なのかもしれないなあ、と。

最近よくウェブ広告で出てくるのが2016年バーゼルで発表されたアヴェンジャー ハリケーン。
なんと50mm径の大型クロノグラフ。


24時間表示のミリタリータイプでインハウスムーブメント。
しかし、最大の特徴はケース素材の軽さにあります。ブライトライトRっていうらしいんですが、チタンの3分の1くらいの重量。

威圧感が半端ないですが、モノ一つでこれだけの雰囲気を発する事ができるのはなかなか珍しい。
オラついてる人に良さそうではあります。
posted by 綺羅 | Comment(0) | 【Breitling】総合

開眼しますた【Baume & Mercier】ボーム&メルシェ クリフトン パーペチュアルカレンダー

名門と言われ個性的なモデルも多かったボーム&メルシェ。ここ数年は自身のポジションをどこに置くのか?を模索していたように見えるのですが。。
2016年末、来年のSIHHのプレで発表されたクリフトン パーペチュアルカレンダーがなかなかの力作。
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パッと見、IWCの高級モデルみたいな雰囲気ですがやっぱり話題を呼んだのはこのモデル、実はマイクロローター採用してたりします。流行りなんですね、マイクロローター。
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実は元になったムーブメントの供給元はVaucher Manufacture Fleurier。パルミジャーニ・フルーリエのムーブメント部門、そこのキャリバー5401っていうのがマイクロローター採用のムーブメントで、このモデルはそれにデュボア・デブラの永久カレンダーモジュールを乗っけたっていう構成。
外部調達のムーブメントとはいえ、完成度がやたら高いまとまり具合でこれこそが新しいボーム&メルシェだっ!って言っても何の違和感もありません。

千年堂

時計修理の千年堂