恐らくそのコピーの原型は、ケープルズの「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。しかし弾き始めると。。」という所謂ピアノコピー、である。
クラッシックなコピーではあるが、この「情景を脳内に浮かばせる言葉の力」はハンパない。
私の見たそれは「情景を思い浮かばせるのではなく、好奇心を強烈に刺激する」というパターンに進歩させたものである。
商品は2014年SIHHで発表されたランゲ&ゾーネ、リヒャルト・ランゲ パーぺチュアルカレンダー テラ・ルーナ。価格は2138万円(予価・税抜)。
その広告文は以下の様なものである。
【写経開始】
「理論的に不可能、ということがあります。
たとえば、一本の腕時計に永久カレンダーとムーンフェイズ表示を搭載し、
そこに太陽と地球と月の位置関係まで示しながら、
時計としての視認性を犠牲にしない。
そんな時計は作り得ないというのが定説です。
あくまで、理論上は。」
【写経終了】
リヒャルトランゲの在庫状況