その街は巴里【Van Cleef and Arpels 】ヴァンクリーフ アンド アーペル Une Journee a Paris

来年は開催も早いのでSIHHの方はすでにプレ・モードな訳デスが。。

2008年にロマンティック・コンプリケーションという方向性で活路をひらきつつあるのがヴァンクリーフ アンド アーペル。
グランサンクの強みを活かした方向性で、ムーブメントはジャガー・ルクルトが担当。

この方向性での新作は、前作に続いて巴里がモチーフ。今度は街並みですが。
une_journee-pink.jpg
七人の女性陣と子供一人が、24時間かけてゆっくりと巴里の街を闊歩する、てな具合。

で、そこにハイジュエラーとしてのセッティングが活きてくる、と。

巴里といえばピアジェもココにこだわったのを出していたのが記憶に新しい。
ファッションの原点ともいえるところだけに、各社原点回帰の様相をかいま見ることができます。
かつてナチス占領下であってもカルティエとかは営業を継続してたそうな。。。

古きを訪ねて新しきを創る【Baume & Mercier】ボーム&メルシエ アレキサンドル・ペラルディ氏インタビュー

ボーム&メルシエの新たなデザイン潮流は、デザインチームのリーダー格ともいえそうなアレキサンドル・ペラルディさんの一貫したスタイルによって生み出されていそうです。

これはフランス語→英語字幕のインタビュー。


新たなレディースラインであるクウォーツのイリアや人気のリビエラ、ハイエンドのクラッシマにしてもルーツからの継承が主な手法論らしい。

しかしながら、「退屈」に堕さないのは複数の視点からなるチーム編成故なのかも。
ある意味日本のものづくりスタンスに似ている様な気もしたりで。

過剰、を追求するか。
複数の視点でのコラボレーション効果、を狙うか。

リビエラもグンと良くなった最近のボーム&メルシエ。
出来る事からこつこつと。

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銀座でモテたいオトコゴコロ【HARRY WINSTON】ハリーウィンストン アヴェニュー スクエア A2 メン

極限すればオトコというのは女性にモテようとするためには如何なる努力も惜しまないものだ、個人的には考えちょりマス。。

日本随一のエレガントの集まる街「銀座」。
ここにおつとめの美女たちにやたら人気なのはカルティエでもブルガリでもなく、実はハリーウィンストンだそうです。

そのスタイルは「大人っぽく、かつユーザーにわかりやすい」。
AvenueSquareA2-Men.jpgこれは先日発表された世界25本限定のアヴェニュー スクエアA2メン。

GMT機能による2タイムゾーンのバゲットダイアモデルです。
さすがに宝飾の大御所的な。

メカニカルな機構の追求ってオトコのオタク心はくすぐっても、女性には届かない。悲しいながら。。

そういうラインはオーパスシリーズにまかせて自分は本来得意であるジュエラーとしてのカラーを打ち出しつつ、ドゥ・グリソゴノの追撃に備えんとしているようです。

まさに「ジュエラーとして認知されるのではなく、マニュファクチュールとして知られたい」ピアジェの真逆!

同じように繁栄を目指しながら人の考える事はここまで異なるのかっていうその事に驚かされたモデルデス。。

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意表を衝く複製【BAUME & MERCIER】ボーム&メルシエ ウィリアム・ボーム トゥールビヨン

中国市場での躍進がめざましいらしいボーム&メルシエ。。
日本ではどーも「地味」というイメージが先行してますが、「良質なセンス」を持っている筈のメーカーですので、もっとファンを獲得する可能性は充分にアリマス。

この度久々にハイエンドに位置するモデルを開発、投入した模様。

WilliamBaumeTourbillon.jpgこのウィリアム・ボーム トゥールビヨンは9時位置に60秒で1周するフライングトゥールビヨンを搭載したモデル。

ワンミニッツトゥールビヨン搭載モデルの多くは、キャリッジ部分に秒針の役割を兼用させる事が多いのですが。。
なんとスモールセコンド搭載モデルでもあります。

と、なるとキャリッジの動きの複製のように秒針が動くモデル。。

考えてみれば、ワンミニッツトゥールビヨン搭載モデル、という機構はどうしてもデザイン上の制約が大きくなってしまいがち。
ましてウィリアム・ボームシリーズの様なクラッシック路線であれば、「よくある平凡なトゥールビヨン」という地点に墜落するのを避けた、のでしょうな。
確かに前例のナイ試み!

手のかかっていそうな針と文字盤を持つ世界10本限定。
「智慧者」の称号に手がかかったような気がシマス。。

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日本人マイスターが創るグラスヒュッテ様式【ERHARD JUNGHANS】 エアハルト・ユンハンス・ワン

自らの限界に挑戦すべく、日本を飛び出して頑張ってるのは松坂/松井などの大リーガーばかりではアリマセヌ。。

現在は、エガナ・ゴールドファイル傘下にあるユンハンスが、その上位ブランドに位置するエアハルト・ユンハンスを立ち上げたのが2006年後半の事。一応ユンハンスの歴史も汲んでいるという意味合いでココでは「歴史のあるメーカー」としますが。

erhardjunghans1.gifで、これが世界12本限定で今年発表された「エアハルト・ユンハンス・ワン」。
ココに来てブランドが歩むべき方向性を明確にしてきた、ということでしょうか。

ずばり、「今日的グラスヒュッテ様式」を目指す模様。
J325.gif搭載ムーブメント、キャリバーJ325は4分の3プレートにゴールドシャトン、のザクセン工芸の世界。
価値観がぶれないだけに今後勢力をますであろう独逸勢として名乗りを上げたカタチになりました。

実はこのムーブメント、創っているのは単身ドイツにわたりマイスターの資格を取得した下田直宣氏。
創る下田マイスター

そういえば、イタリアの名門バッグメーカー、チェレリーニのバッグを創ってた日本人のTVの特集もあったな。。

持ち前の器用さ、という強みを活かして個々が世界に羽ばたいて行く。
そんな時代の本格的な到来デス。

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優に見えてもヤルときゃヤル【PIAGET】ピアジェ エンペラドール パーペチュアルカレンダー

ピアジェの立ち位置は「優雅さ」の追求のように見えますが、その奥底に骨太な野心をかいま見てしまうのデス。。

同じリシュモンのジュエラーであるカルティエの古典的な側面はナイ。
もっと「意図」のあるスタイリング、とでも言いましょうか。。

この言葉にできないもどかしさの正体は何なのか?
今年の新作をみてやっと。。。

855P.jpgこれは初の自社開発永久カレンダームーブメント855Pを搭載したエンペラドール。
レトログラード方式の月と日の表示やGMT機能を備えるが、ぱっと見でわかるピアジェ顔。

いうまでもなく、永久カレンダーは一般庶民がおいそれとは手に出来ない複雑機構。
なのにいつものピアジェなんでありマス。

「ピアジェの美学は『複雑』なものを複雑には見せず、優美に昇華することにあるのではないか?」
フランク・ミュラーの対極※を歩むかのように。

一貫した「薄さ」へのこだわりもそのように考えれば合点がゆく。。
また、もう一方の複雑さの極みである
トゥールビヨンを搭載したルラティフ※などその典型ではないか。

しかしもしそうだとするなら、年々ガジェット化がすすむ機械式時計の世界に最も「否!」を唱えているメーカーが他ならぬピアジェ、ということでもあり。。


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タグ:ピアジェ 855P

グラスヒュッテ・オリジナル動画集【Glashutte Original】

ランゲと並ぶグラスヒュッテ様式の伝承者、グラスヒュッテ・オリジナル。。
最近では地元に時計博物館をつくったり、と「正当な継承者」という主張をブランドイメージに据えたいのでは?と思えマス。

ある意味、リシュモンとスウォッチの代理戦争的な。

彼の地はのどかでしずかな小さい町らしいですが、ドイツ時計が市場に与えたインパクトは、そんな牧歌的な風情とは無関係。。

そういう意味では、グラスヒュッテ・オリジナルこそスウォッチグループの未来が託されたブランドでもあり、もっとも外部に自社の力をアピールすべきメーカーともいえるはず。



実にながあいビデオですので、続きはお時間ある時にどぞ。

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