用語解説【コ】コインエッジベゼル

〔コインエッジベゼル〕
風防とケース部分の接点であるベゼルが「コインを思わせるギザギザ」になっている時計。典型的なクラッシック指向のデザインである。
オニキス型(タマネギ型)のリュウズと組み合わせるとその傾向はますます強くなる。
当然、こうした傾向の時計を得意とするメーカーが多く採用する。
(エポス、リメスなど)


用語解説【ク】クレイジーアワー(クレージーアワーズ)

〔クレイジーアワー〕
フランク・ミュラーが「クレイジーアワーズ」で発表した、不規則な文字盤配列を採用した時計、またはその方式。

既成の時間概念を打ち破った時計として、高い評価を受けた。
(12時位置、6時位置などの言葉はこの時計の前には無意味。)

時折、ジャンピングアワー※と混同してこの語を使うサイトもあるが、両者は全くの別モノである。

(ただし、機構的にはクレイジーアワーはジャンピングアワーの派生である。変則的ジャンピングアワー→クレイジーアワー)

用語解説【カ】カウントダウンベゼル

[カウントダウンベゼル]
経過時間を測るためのダイバーズに搭載されるベゼルとは異なり、「ミッション開始まで『あと』何分か?」「ミッション終了まで『あと』何分か?」を”一瞬で”認識するための特殊なベゼルの仕様の事。
通常のダイバーズ用のベゼルとは異なり、▼マークのすぐ右側の数字は55或いは50となり、逆回転防止型ではなく双方向回転型を採用する。
60分以内に開始、或いは完了するミッションに際し有用な仕様といえる。
[使い方の例]
○1時15分に完了のミッション
→▼マークを15分(3時位置)に会わせる
→現在時刻が0時38分の場合
→分針位置のベゼルの数字を読む
→『残り時間』37分を計測

現行モデルでは、ジンの103の一部(クロノグラフ、ベゼルの数字は5分刻み)とチュチマの三針631およびクロノグラフ741(ベゼルの数字は10分刻み)などが採用。ミリタリー系マイナー仕様と言えるが、ものスゴく忙しい現場やパニックが起こりやすい職場では実用性があるかも。(まさに『戦場』のような職場。)

カウントダウンベゼルの使い方がいまいち分からない、という人がいたので記事にしてみました。(まあ、マイナーすぎて雑誌には乗らんだろうし。)

用語解説【マ】マニュファクチュール

[マニュファクチュール]
ムーブメントを含む時計製造・開発のすべてを自社で行う事ができる会社。
多くの会社はETAを代表格とするムーブメント供給会社(エボーシュ・メーカー)から中の機械を購入し搭載する。
これに対しマニュファクチュールは、設計開発、製造に到るまでを完全に自社で行う。

パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、ジャガー・ルクルトが最も良く知られている。

近年は、エボーシュ・メーカーからムーブメント供給を受けながら、それにとどまる事無く併行して自社開発のムーブメントを開発し市場に投入する動きが盛んである。
こうしたタイプの成功例としてショパール、モーリス・ラクロア、パネライ、フレデリック・コンスタント、などが挙げられる。

用語解説【ハ】ハック機能

〔ハック機能〕
時刻合わせのための秒針停止機能のこと。
誤解されやすいが、すべての機械式腕時計のムーブメントが秒針停止機能を備えているわけではない。
(ずうっと秒針が動いているものもあるわけです。)

語源は戦時中、作戦遂行のための時計合わせのおり、「ハック!」という掛け声が使われていたため。

ハミルトンのカーキフィールドメカがよく知られている。

用語解説【ム】ムーンフェイズ

[ムーンフェイズ]
文字盤上の小さな別窓で月の満ち欠けを表示する機能のこと。機械式では複雑機構の一つ。
実用性よりもむしろ、クラッシックな装飾という意味合いが強いが「月と時間」という神秘的な命題に価値を見いだす人には重要な要素かもしれない。

通常は59の歯を持つムーンディスクを回転させるが、2年7ヶ月に一度の誤差調整を要する。
このため歯の数を135に増やし、誤差を大幅に少なくして122年に一度の誤差調整しか必要としない精密なものも存在する。

用語解説【ク】クロノメーター、クロノメーター認定

[クロノメーター]
C.O.S.C(スイスクロノメーター検定協会)が検査を行うスイス機械式時計の精度の規格。
平均日差-4秒〜+6秒以内の基準をクリアしなければ合格できない。

異なる気温、姿勢で15日間の検査を受ける。

多くのブランドが採用しているが、この基準をクリアできるのはスイス時計全体の約3%程度。
採用例として最も有名なブランドはやはりロレックスとオメガであるが、全ての時計にクロノメーター認定がつけられるのは、ブライトリングのみである。

しかし、高度な調整技術をもった職人であればこの基準の精度を出すことは不可能ではない、という声やマーケティング上のキャッチフレーズである、という意見も存在する。

IWCは近年は参加せず、SEIKOはこの規格に匹敵する(もしくはこれを超える)精度への挑戦を続けた。
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