独自世界×「欲しい」の構図【SPQR】スポール

あえて流行に乗り遅れるという選択のもと、飽きのこない国産時計を作り続けるSPQR(スポール)。
もともと諏訪精工舎の清水新六氏が2002年につくったブランドで、15年目になります。
粛々と支持を集め続けている理由は、ここが持つ強い独自性にあるようです。



ほかにもソメスサドルや一澤信三郎帆布などともコラボしてより愛着の深い商品ラインナップの拡充を計っています。意外にもナースウォッチとかもあったりで、ところどころで独壇場的な強さを発揮しているのが面白いデスよ。
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検索対象「シャウアー」。狙うのは。。

すっかりワンハンドモデルはマイスタージンガーが独占しそうだなあ、とか思うんですが。
対抗馬になりそうなのは唯一、ヨルク・シャウアーさんくらいでしょうか?


華々しい開発競争とは対極の世界にあるのがワンハンドモデル。正統的時計デザインの完成された美学の世界からは異端視されるジャンルではありますが、彫金師という異色の経歴を持つシャウアーさんがこつこつとこのスタイルを作り続けることは誠に興味深い。

時間とは「本来」分割不可能なものである。
そう考えると、案外ワンハンドモデルの時間表現の方が本質に近い。
そんな誘惑が聞こえてきますヨ。


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表現の極限【MORITZ GROSSMAN】モリッツ・グロスマン べヌー パワーリザーブ

機械式時計とは「機能」を欲しがる人のものではない。(例外的存在はあるが)
また、何らかの「悩み」を解決するものでもない。
しかし、それは人に大きく精神的な影響を及ぼす事もあるのが事実。
高額なものではもはや工芸品に近い。

そういう特殊なプロダクトを扱うからだろうか?
際立って素晴らしい広告文を書く人間も出てくる、人知れずこっそりと。

今月号のクロノスにあった、まだあまり知られていないグラスヒュッテ時計のモリッツ・グロスマンの広告がエクセレントすぎる。。

【引用開始】
MG_BENU_GR_Slideshow_02-1280x640.jpg


完璧な視認性:
それは繊細な色調と優美なフォルムをもつ針によって実現されます。

モリッツ・グロスマンはマニュファクチュールという言葉を真摯に捉えています。
長時間を費やす針の製作工程はまさにそれを具現化したもの。
針は単なるパーツではありません。それは精緻きわまりないムーブメントを表わしているとも言えるのです。

【引用終了】

このコピーのスワイプファイル(元ネタ)が何であるかは、知らない。
知らないが、一読して正直ちょっと畏怖心すら感じた。
未だ認知度の浅いと言えるメゾンが自己紹介としてマーケットに送りだす文章としては、これ以上のものが存在しうるのだろうか?
幾度も読み返すと、めちゃくちゃ欲しくなるので注意が必要なレベル。(警告、遅っ!)

いや、それ以上に何が恐るべしって。。
この文章に触発された人が、仮にモリッツ・グロスマンの時計をブティックで買ったと仮定すると。。
この短文の影響力は、その「顧客満足度」にまで波及するであろうことが容易に想像できる事。

名も知れぬ狙撃者に脱帽、ですわ。。
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ラルフ・ローレン=ずっとトップランナー

概ね40年ほどずうーーっとトップランナーであり続けるラルフ・ローレン。
1970年代の洗練されたアメリカントラディショナルな世界から2000年代後半からのラギッドムーブメントの中心に未だ座し続けているのは、「伝統的でありながら革新を厭わない」コンセプターであり続けるから、か。

そんな自他共に認める帝王が最後に挑んだのが機械式時計市場。
最近のややこなれてきた感じのするものではなく、気合の入り過ぎた初期の作(いや、こちらの方がむしろ。。)がユーズド市場にちらほら流れてきてたり、とか。



数多くのファッション業界人が現れては消えていきましたが、何ゆえにラルフ・ローレンだけが生き続けたのか?
答えは人それぞれ違うものになるのでしょうが、筆者の考えは
「大衆の『憧れ』を正確に把握する事が秀でて巧みであったから」
ですね。
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非合理で現実的な【NORD ZEITMASCHINE】ノルド ツァイトマシーン ヴァリオカーヴ

機械式時計の面白さの一つに「どんな風に時間を表現するのか?」っていうギミックのバリエーションがあるのですが、「ひょっとして究極かもなあ。。」と感じてしまう、それが【NORD ZEITMASCHINE】ノルド ツァイトマシーンのVariocurve。

曲線的な時間。シュールそのものな動きです。もっと言うと「ありえない」デス。



この両脇の小窓に分の表示が降りてくるのが良いですね。セレンデピティ的な何かを表現してるっぽくて。
「必然足りえない偶然はない」(CV:銀河万丈)

時間はどんな姿をしているのか?
その問いに答えがあるとして、果たしてそれは表現可能なものなのか?

ひょっとすると人類には速すぎるかもしれないこの時計、実は日本で買えたりします。
ノルドの代理店はクォークさん

これこそが時間の姿を最も忠実に顕している、と感じる冥界の住人には珠玉の一本となります。
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やっぱりロボじゃねーか!【MB&F】メルキオール

愛すべき悪ノリの魂を持つマキシミリアン・ブッサーさんのまたまたバーゼル新作。
ロボット型のクロック。この人のロボ好きは誰も止める事が出来ない模様。



1839年創業の由緒正しきクロックメーカー=レペのよって創られる限定品。

この路線でビジネスになるのがスゴイよなあ。。
「私は好きをあきらめない!」とか言ってそうな勢いですよ、ホント。

ネーミングはメルキオールってことでエヴァをリスペクトしたい気分だった可能性が微粒子レベルよりは多く存在してそうな。

そうこうしてるウチに早10周年のMB&F。
学ぶべきところあるような気もする。。
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孤独の観測者【MB&F】ニキシーマシーン

機械式時計界で随一の中二、と言えばやはりマキシミリアン・ブッサーさんである。
この方がアニメ好きなのは良く知られているのだが、新作はドイツのデザイナーとのコラボになるニキシーマシーン。海の向こうでシュタゲにはまったのか。。


完全に岡部のアレ、である。
しかもかっけぇ。。

ニキシー管を用いた時計の動力はさすがに機械式というわけにはいかず、電気じかけなのだがこれは例外。

実は専門店もあるようなちょーマイナーな市場なのだが、オレンジに灯るこの光は確かに蟲惑的な引力に満ちていますね。

世界12台の限定販売、デス。
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千年堂

時計修理の千年堂