特化の賭け【MEISTERSINGER】マイスタージンガー サーキュラリス

時折出てくるワンハンドの腕時計。明らかに特殊な趣味ですが、これに特化したドイツのマイスタージンガーはとうとう独自ムーブメント開発にまでこぎつけていたようです。(今月のクロノス読んでて見つけた)
これ↓は去年発表の手巻きムーブメント。
meistersinger.png
加えて今年のバーゼルでは自動巻きムーブメントも発表。
順調にこのジャンルの独占を目指し、そしてほぼほぼ実現しつつあります。まあ、シャウアーからもちょくちょく出てますけど。
いやあ、それにしても驚きです。こんなニッチすぎる市場ですけど全世界には結構好きな人がいるものなんですね。
思い切って特化するって実はかなり大事な事なんだと思い知らされましたよ。



特異点の左腕【SCHAUMBURG】シャウボーグ ミスティック

「過去が未来を創る。」
そう言ったのはとある喫茶店の美人さんだったか。。

獣のように今を生きることにすら絶望した後、降り立ってくるフレーズなのかもしれない。

と、いうわけで何ゆえかドキドキが止まらなくなる独逸独立系シャウボーグウォッチ。
今も健在なのですが、その中でも一際異彩を放つのがミスティック。


逆回りの文字盤に一本針。
恐らくは唯一無二な組み合わせ。他では見たことないです。

多分、ほとんどの人には「使いにくい」だけだと思われます。
が、ある種の人には
「これほど明確に自分のスタイルを言いあらわした時計は存在しない!」と感じられることでしょう。

「過去が未来を創る」
この言葉が真に胸に迫るような人には。

特殊な職業?の人かな??

シャウボーグ、やりおる。。
シャウボーグの在庫状況

根源の一本針【MEISTER SINGER】マイスタージンガー ネオ

時間というのは創られたものだ、と言ったのはフランク・ミュラーだが、では「作為を排した時間とはどんな形になるのか?」という問いの一つの回答がワンハンドの時計。
もう作為のさの字もない単純明快この上ないデザインとなります。



何度か書いたことのあるマイスタージンガー。
いつの間にか日本で輸入したりしてるショップもあったりします。

どうして一本針の時計に魅力を感じるのか?
長年の疑問がやっと解けました。

時間とはそもそも分割できないもの、という理詰めの世界と、
ゆったりとしか動かない針のファンタジーが融合しているから。

右脳と左脳を結ぶもの、とでも言えば良いんですかね。

探せば時々出てきますね、ワンハンドの時計。

弱点の論破【MEISTERSINGER】マイスタージンガー No6 ソプラーナ

興味のない人が見ると一体何が起こっているのか全然分からないワンハンドの機械式。
ダイイングメッセージのように一見意図が分かりにくいが、よくよく見ると非常に緻密なデザインであるのが、いつの間にか日本での流通を開始していたマイスタージンガーのNo6。


なんでこういうデザインなのかは、多分誰も解説しそうにないので。。
そもそも一本の針で12時間を示す(例外を除いて)ワンハンドの機能的な弱点は、
○一時間当たり30°しか角度をとれないので、正確な時間は読みにくい
ってこと。まあそんなに時間に追われるタイプの職業の人とかにはあんまり選択肢になりにくい、ともいえます。

しかし、「デザインとしての一本針は好きだが、正確な時間も認識しやすくして欲しい」という欲張りな層も多分いるわけで。
そこでマイスタージンガーの採った奇策が「一周六時間として一時間あたり60°の角度を確保する」というもの。そのための二重の時インデックスなわけで。
前提として「十二時と六時を間違える事は普通の生活者にはほとんどない」という極めて当たり前の事実がありマス。ただこの当たり前を時計のデザインに生かした前例はない。。

慣れてしまえば、上の写真の例は5時5分過ぎあるいは11時5分過ぎであることも瞬時にわかるでしょう。そしてどちらなのかを間違える人はまずいない!

メカニズムそのものはユニタス系手巻きのシンプルなものながら、形になるまでに巡らされたであろう思考の深さが唯一無二っぷりを発揮することこの上ない。
デザインのコンプリケーションとでもいうべき限定モデル、デス。。

ドイツ発のインテグリティ【SCHAUMBURG WATCH】シャウボーク グノモニク Convert

美しい時計を美しく足らしめるのは「破綻しないコンセプト」だと思う訳で。。
機構が複雑であれ単純であれ、クラッシックであれ斬新であれ、強靭なコンセプトは感動に近いものを与える。

グノモニクは日時計から出発したシャウボークのワンハンドモデル。
2010バーゼルで新作グノモニク Convert(多分コンヴェルト)が発表されます。

gnomonikConvert.jpg通常の感覚だと6時丁度に見えるこの→時刻はこの時計においては12時丁度。
インナーサークルで分を読ませる、という具合。
時針と分針というより、主針と補助針といった感じ。
時間を分割しないワンハンドモデルの趣旨と矛盾しません。
常に180度の対角にいるわけですね。

ユニタスクローンのセリタムーブでニヴァロックス2を採用などメカフェチ満足な内容もいいんですが、この表示方式でドイツ特許ってのが筋金入り。

ディティール的には主針の先端も補助針の先端もインデックスにぴったりフィット「しない」ところが哲理あり。

そーゆーライフスタイルではなく、もっとゆったり流れて行く時間を感じてくれる人の為に創られてるんです、という自己主張が見え隠れしマス。。

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内角高めののけぞるタマ【SCHAUMBURG WATCH LINDBURGH&BENSON】グノモニク

野球には『スゴいタマ』というのが、ある。
あまりにもきわどいコースすぎて、バッターにとってシビアすぎるような軽い衝撃のあるタマ。

マニア人気で知られるシャウボーグ(シャウボーク)がこのほど発売したグノモニクはそんな一球。

gnomonik.jpgスモールセコンドがついているので厳密にいえばワンハンドモデルではないのですが、コンセプトはワンハンド以外の何者でもない上に、さらにパワーリザーブ表示を搭載。

メインの表示針を、時々クロノスイスが用いるねじれた青焼きにしてある、という点、確信犯ばりばりです。

エングレービングを丁寧に施したおそらくユニタスベースのムーブメント。
42ミリ径とやや大径ながら、クラッシックさが好印象な緻密な文字盤。
割と見やすそうです。

同時に複数の秘孔をつくひらめきと、実現力。
『マニア相手なら無敵』と噂もちらほら耳にする証がココにアリマス。。


「シャウボーグ」の検索結果

仙人の境地【JAQUET DROZ】ジャケ・ドロー グラン・ウール アイボリーエナメル

そのシンプルさで、他を圧倒する説得力を持つワンハンド。。

考えてみれば時刻24時間表記にすれば、よりゆったあり針は動いて行く訳で。
この種のモデルに魅力を感じる人には、より大きな訴求力を持つのは自明の理。

jaquet-droz-onehand.jpgましてやエナメル文字盤で名高いジャケ・ドローの世界88本限定。オマージュ・ジュネーブ1784シリーズから2008年プレ・バーゼルで発表。
1日にゆっくりと青焼き針がぐるりと一周。

より時間の原型を表現する事を可能としています。

しかし、ただでさえ視認性を犠牲にしてのみ成り立つのがワンハンドの世界。
ますます「〜分ぐらい」しかわかんないという。。

エグゼクティブ以上の浮世離れ感をつける人に要求するのは想像に難くアリマセン。
しかしスウォッチグループ最大のマニアック度をもつと言って良いジャケ・ドローのワンハンド、案外日本人が買ったりして。

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