「公式」カスタマイザーという職業【BWD】

そもそもPVDなんかで高級時計をカスタマイズする工房ってのはいくつかあったけど。
あまりにも洗練されているが故についに「公式」にまでなってしまった例はジョージ・バンフォード以外にはない。

バンフォード・ウォッチ・デパートメント(=BWD)は現在ゼニス、タグホイヤー、ブルガリの公式カスタマイザー。
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このまんまニューモデルといわれても信じてしまいそうですね。



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最適化するです【TAG HEUER】カレラ キャリバーホイヤー01 クロノグラフ

タグホイヤーが自社ムーブメント1887を改良したムーブメントホイヤー01をカレラに搭載して45ミリ系の前面スケルトンクロノグラフを発売したのが去年のバーゼル。
今年はほんの少しだけ径を小さくした43ミリモデルが出ることがプレバーゼルの現在発表済みです。
2017 TAG Heuer Carrera Heuer 01 43 MM.jpg

確かにこの2ミリの差は大きい。。フラットな文字盤デザインは43ミリもすでにあったんですがね。
前面スケルトンの押し出しの強い面構え+43ミリって支持を大きくする可能性が大きいのではないか?と。

最も消費者の「これなら!」感を押す可能性を模索中。
うん、45ミリスケルトン文字盤はウブロの影響が大きすぎるのかも。。

その点このモデルの小径化は、タグホイヤーのDNAとマッチングしやすいという判断ではないか、と。
大きいのが好きっ!って人もいるんだろうけど。

このあたり、実に芸の細かい最適化だなあ、と思うわけですよ。

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私は何しにこの世へ?【TAG HEUER】タグホイヤー モンツァ キャリバー17

度重なる経済変動を受けて、原点回帰の波が時計業界には席圏したのですがこの変化の影響を一番受けたのは、案外タグホイヤーだったのかもしれないなあ、とモンツァの限定バージョンを見て思ってしまうのでした。
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つい先だってはカレラのクラッシック版の復刻、そしてこのモンツァの後はオータヴィアの復刻が来年に決まっているタグホイヤー。急速に自分の立ち居地を再確認しているかの様にも見えます。

このモンツァは2016年版という事で、初出の1976年版(当時はクッショントノー型のケースではない)のイメージを今日的に再現したチタニウムケース版。
ちなみにモンツァには2011年にエルプリメロ版がありましたが、今回はムーブメント中心のプロダクト設計ではなく、あくまでデザイン重視の戦略です。このあたりは時代の流れ、ですかね。

今日生み出されるプロダクトにしては、極言すれば何の機能もユーザーに与えるわけではない機械式時計の真価は「プロダクトの偶像(アイドル)化」にあるわけですが、タグホイヤーの中でもこのちょっとマイナーなシリーズは、「自分だけにはわかる良さ」という独占欲を至上とするお方に向きそうに思いマスです、はい。
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Appleの敗北【TAG HEUER】タグホイヤー コネクテッド

まあ、スマートウォッチは機械式時計ではないのだがさすがに機械式時計を好む層をターゲットにしたものが出てきたとなると取り上げざるを得ないのが、タグホイヤーのコネクテッドウォッチ。

これがどう見てもアップルウォッチに勝っちゃってるように見えるんですよね、デザイン的に。(アップルウォッチ好きな人すいません。。)
アップルの歴史には実は歴史的大敗はつきものなんですが、これほどデザインで負けてるのを見たのはちょっと記憶にない。
正にそう思わせる事こそが、現タグホイヤーCEOであるジャン・クロード・ビバーさんの基本的な戦略だったのではなかろうか。


グーグル、インテルとの提携をベースにすすめられる世界最大のファッショングループLVMHのスマートウォッチ市場独占計画。
確かにヴィジョンを語らせたら天下一品であるビバーさんは、このプロジェクトのメガホンを取るのに最適任。時計には時計ならでは「文脈」があって、ウブロを再構築したビバーさんはその文脈を知りつくしている一人、と言えるのだから。

ラグジュアリーなスマートウォッチ、というジャンルでは今のところ実質上唯一無二な位置に踊り出てしまいましたよ、えらいこっちゃな1500ドル。
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現実は予想を超える【TAG HEUER】アクアレーサークロノグラフ 錦織圭 日本限定モデル Air-K

機械式時計の世界は基本的に閉鎖的な趣味空間であるため、いわゆるトレンドキーワードと絡むことは滅多にないのですが今回はさすがに特殊。

錦織選手の決勝はあと3時間ほどで開始されますが、WOWWOWは回線がほぼパンク状態。
ウェア提供のユニクロも完売。
2年前からタグホイヤーはアンバサダー契約を結んでおりその時は「グランドスラムベスト8が目標」とか言ってたようですが、突き抜けたところに今います。
9月1日から発売された二代目の三針Air-K2日本限定モデルは完売。
もともと300本限定のシリーズですし。
ただ、ユーズドで一品、先代のクロノがあったりします。


世界に通じるアスリートって、やっぱり気分が明るくなる話題だけにみんな待ち望んでたんですね。
タグホイヤー 錦織 の在庫状況を検索

【追記】惜しくも敗れちゃいましたが、よくやってくれました!
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タグホイヤーの変化球、シルバーストーン再考

メジャーな時計メーカーの中で最もアパレルと関連付けて考えにくいのはどこか?と問われると、筆者の場合はタグホイヤーである。
開発コンセプトが「スピード」に関するものが多いだけに、疾走系デザインに落ち着くパターンが多いというのがその理由。
勿論、スティーブ・マックイーンとの関わりが深いモナコは例外、だが。
モナコの一覧

しかし、流石と思うのはこういう傾向についてはタグホイヤー自身がよく自覚しているように見えること。
最近のヴィンテージを意識したデザイン傾向は、スイス・アヴァンギャルドを標榜するにしてはおとなしめかもしれないが、そういうとんがったのは最新技術系のプロジェクトにまかせて「似合う服を選びやすい時計デザイン」を選択するのはマーケットを考えればやっぱ正しいんじゃないか、と。

加えて時折投入される限定モノには、明らかに「アパレルとの親和性」を謀ったっぽい痕跡が見て取れる。
例えば数年前のシルバーストーン復刻版。

初代は手巻きクロノの二代目自動巻復刻。
限定だけにあんまり良くみるモデルではないが、着る服を選ばずしかも浮かないという点ではやっぱ再評価できるデザインじゃないかなあ、と。

限定ものに特化したデザインチームでもあるんじゃあるまいか、あっても不思議ではない気がするんだけどね。

シルバーストーン 在庫状況
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三巡先を見るために【TAG HEUER】タグホイヤー マイクロガーダー

技術革新なくして明日はないっとばかりに、独自研究開発路線を推し進めるタグホイヤー。
今年のはじめに1/1000秒計測のクロノグラフ=マイクロタイマーをさらに推し進める形で1/2000秒計測のマイクロガーダーを発表しています。
とはいうものの、目標は1/10000秒計測にあり5/10000秒という方がこのシリーズの性格をよくあらわすようですが。

↓途中までマイクロタイマーのプロモーションとおんなじですが、最後にマイクロガーダーが出てきます。


クロノグラフ部分の輪列は別物というタグホイヤーではお馴染みの手法ですが、もはや720万振動/時に達するためヒゲゼンマイを持たない構造。
怒涛の新技術投入によって「メカニズムの破綻」という死亡フラグを超えまくっております。

ヒゲゼンマイからの脱出、ということではペンデュラムなんかも別腹で開発してましたからこのコンセプトでの一人者ポジションに君臨する可能性がちらついたり、トカ。そうなれば長期的にマーケットにおける決勝戦進出が見えてくる。。

トキの鼓動が早まるっ!

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