ラグジュアリースポーツ、と称されるカテゴリーの時計。
オーデマ・ピゲのロイヤルオーク的な位置づけに食い込みたいところですね。
さてこの超ひさびさの新ロレアートの発売に、海外時計ブログのいくつかで目にしたのが「そもそもロレアートってどういう意味なのか?」っていう時計好き特有の「そもそも論」。
意外なことに意味は「卒業」、イタリア語で。
映画の題名からです、この名前。
若き日のダスティン・ホフマンがこれまた若き日のキャサリン・ロスを結婚式に略奪エンドのあの映画。
で、サウンド・オブ・サイレンスが流れて、何ともいえない不安そうな表情を浮かべる二人。
この映画が今も名画として語り継がれるのは、このラストの「これからどうしよう。。」的な空気が物語にリアリティを与える役割を果たしているからだと思うんですが。
ロレアート初代の発売当初は「卒業」が印象に残っている世代に向けたクウォーツ搭載の割とローエンドっぽい位置づけだった様で。(まあ時代が機械式時計の冬だった)
それが時代の要請と共に、ハイエンドの方向性が与えられていったんですね。
時が流れて意外な方向性に進んだっていう一つの面白い例ですね。