その名の由来【Girard Perregaux】ジラール・ペルゴ ロレアート

時期的に今年のバーゼル出品モデルが次々に発表される頃ですが、あんまり知名度の高くないこの時計がリニューアル。GPのロレアート。
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ラグジュアリースポーツ、と称されるカテゴリーの時計。
オーデマ・ピゲのロイヤルオーク的な位置づけに食い込みたいところですね。

さてこの超ひさびさの新ロレアートの発売に、海外時計ブログのいくつかで目にしたのが「そもそもロレアートってどういう意味なのか?」っていう時計好き特有の「そもそも論」。

意外なことに意味は「卒業」、イタリア語で。
映画の題名からです、この名前。

若き日のダスティン・ホフマンがこれまた若き日のキャサリン・ロスを結婚式に略奪エンドのあの映画。
で、サウンド・オブ・サイレンスが流れて、何ともいえない不安そうな表情を浮かべる二人。
この映画が今も名画として語り継がれるのは、このラストの「これからどうしよう。。」的な空気が物語にリアリティを与える役割を果たしているからだと思うんですが。

ロレアート初代の発売当初は「卒業」が印象に残っている世代に向けたクウォーツ搭載の割とローエンドっぽい位置づけだった様で。(まあ時代が機械式時計の冬だった)
それが時代の要請と共に、ハイエンドの方向性が与えられていったんですね。

時が流れて意外な方向性に進んだっていう一つの面白い例ですね。

根源への希求【Girard-Perregaux】ジラール・ペルゴ アニューアルカレンダー イクエーション ローズゴールド

ココ最近の原点回帰指向に最も反応したのは、実はジラール・ペルゴではなかろうか。。と思ってしまうプリSIHH 2012年の発表モデル。
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2009年発表の1966シリーズのアニューアルカレンダー+イクエーション表示モデルのルテニウムとローズゴールド素材のバージョン。
真太陽時と平均太陽時の差を示すイクエーションですが、あまりにもマニアックなコンプリケーションで後はオーデマが時々出すくらいの希少種。
発表以来、意外に支持を集めてるようですね。

「時間とは宇宙そのものだ!」という魔術師的な悟りに到ったのかもしれない、と思わせるシンプルな完成度、だけど緻密モデル。

武骨な印象のあった同社ですが、そういった衣を完全に脱ぎ捨てにかかっている動きが見えます。
目指すところはやはり「正当な名門」でしょうか。

ジラールペルゴ 1966

名門同士の二期目【エルメネジルド・ゼニア】ジラール・ペルゴ クロノグラフ

どのような人であれ市場がどういう反応をするかを完全に予測するのは不可能なもの。
とりあえずやってみて反応が良ければ次のステップへ、というのはどの業界も同じもののようデス。
創立100周年の限定コラボが好評だったゼニアとジラール・ペルゴは、順調に二期目に突入。
シンプルな三針モデルの他に今度はクロノグラフもリリース。

Zegna.jpgかつてジラール・ペルゴはいくつか高級車とコラボしてましたが、それよりはるかにしっくり馴染んでる気が。。
ゼニアのファンからの目線でも「これでこそゼニア」と納得してしまう説得力が妙にあったりします。

ジラール・ペルゴにしてみればもともと裏方指向もあるので丁度ベストパートナーとしては願ったり叶ったり。
「私に釣り合うのはあなた。あなたに釣り合うのは私」とどこかから聞こえてきたりもします。

おそらく時計メゾン単体ではさほど話題にもならないであろう新作ですが、コラボレーションの力が最大限発揮されそうな組み合わせがツボです。

ヴァンドーム26番地の政略【GIRARD-PERREGAUX】ジラール・ペルゴ

時計業界そのものが、巨大資本グループの勢力図の縮図と化している今、さほど巨大化していないグループや営々と同族経営を続けるメーカー、或いは単一のブランドのみで運営されているメーカーが採るべき道はただ一つ「勝ち残りへの結婚」、でありマス。。

最近ではオーデマ・ピゲ×シャネルが大きな話題でしたが、今年注目すべきはジラール・ペルゴ×ブシュロン。

GP26.jpgこれは両社の名前を冠した新作。いわゆるダブルネームってことになるんですが、6時位置の26の文字はヴァンドーム広場におけるブシュロンの番地。

蜜月ぶりをアピールする記念碑ってカンジ。
もともとブシュロンのモデルにジラール・ペルゴがムーブメントを提供する事が多かったのも、両社の結婚のなれそめの模様。(ブシュロン社屋内でイベントも開催している模様。)

それにしても、長らく武骨イメージが強かったジラール・ペルゴとは思えぬほどの洗練ぶり。このドルフィンハンドもシャープで美しい。

先日のゼニア限定モデルといい、ヴィンテージ1945といい、ここんとこ「クラッシック」を強く打ち出してきており静かに黙々と小ヒットを飛ばしている事を見逃してはなりませぬ。。
ライバルにヴァシュロン・コンスタンタンを想定しているのかも。

このデザインの変化って元々、1966がかなり評判よかったんで出てきたんじゃないかなあって思ってるんですが、いざ探してもヴィンテージ1966ってレギュラーモデルの売り切れが矢鱈多かったりする事は絶対に内緒ですヨ。。

現時点での在庫を見る→ジラール・ペルゴ 1966

ニッチ直撃型コラボ【Girard-Perregaux】ジラール・ペルゴー&エルメネジルド・ゼニア

服好きの一つの到達点に素材フェチ、というものがアリマス。。
レザーフェチだったり、ツイードフェチだったり。
スーツをよく着る人なら、「スーツの素材」にフェティッシュな好みを抱いても不思議ではない。

かつて筆者が良くスーツを着る職業であった頃、ロロピアーナの生地を使ったスーツに中毒症状を起こした事もあったりで。いや、ホント驚愕もの、なんですよ、着たことある人はわかると思いますが。

生地メーカーとして名高いもう一つの雄、エルメネジルド・ゼニアには以前から注目してたんですが、今年で創立100年になるようで、ジラール・ペルゴーと記念コラボモデルが100本だけ出てマス。
ゼニアが好きだ!それも死ぬほど大好きなんだぁー!って人の為の狙い撃ちモデル。

gp-zegna-edition.jpgすげ。
文字盤にゼニアのロゴしかないってのはものすごく徹底してます。
デザインとか雰囲気とかは1966シリーズのちょっと凝った感じ。このピンクゴールドバージョンしかありません。マニュファクチュールムーブメントGP3300を積んでます。

クローゼットの中にはゼニアのスーツばっかり、という人ならこの時計は値段がどーとかいう前に買ってしまうんじゃないか。。手持ちの時計を買い替えてでも。

説得不要の必勝パターン、これがジラール・ペルゴーの得意技の一つなのかも。

ニッチマーケット攻略ってのはこうやるんだよ!といわんばかりの雄弁ぶりデス。。

「GIRARD PERREGAUX」の検索結果

あえてライバルと言えなくもナイ【GIRARD PERREGAUX】ジラール・ペルゴー シーホークUプロ 3000メートル

機械式では最強の防水性能を誇る3900メートル防水で華々しいデビューを飾ったロレックスのディープシー。。

あらゆる面で他を圧倒すべく開発してきているので、それまでの他社モデルを凌駕するのはまあ当然なのですが、機械式でそれまで最高の防水性能があったのは意外にも、ジラールペルゴー。

seahawk2.jpgシーホークUのシリーズにある「プロ 3000メートル」がチタニウム性ボディを持つ3000メートル級ダイバーズです。

この特殊モデルは日本に入荷された本数もホントに少なかったんじゃないか、と思いますが。。
(300メートルは割と出回ってます。)
スポーツモデルも実力ありって所を見せたかったんじゃないか、と思える稀少モデルですな。

このモデル、発表は2005年ですからロレックスとしてはその気になればもっと早くディープシーを追っかけで作れたはず。
マーケティング上、それよりもミルガウスの開発を優先したんじゃないかなあ、と思います。

ところでこのシーホークの3000メートルって、今後日本に入荷されるんでしょうか。。

「シーホーク」の検索結果

ソコまでやりますか、そうですか。。【Girard-Perregaux】ジラール・ペルゴーとBMW

ジラール・ペルゴーとBMWが仲が良いのは、ヨットレース方面だけではないようでして。。

そもそもBMWは、個人的な好みで内装やらボディカラーをカスタマイズ可能な"BMW Individual"というサービスを展開しているのですが。
あるんです。
最上級の7シリーズに、ジラール・ペルゴーエディションが。。

これ↓ですわ。


いたるところジラール・ペルゴーだらけにしてしまう。という。。
日本では、知るヒトゾ知る老舗、という位置づけですが、これ見て思うに海外ではマニアを超えてフリークな領域のお金持ちがいっぱいいるんでしょうね。
骨太。